Fable5方式(画像生成AI+動画生成AI+Claude Code)によるLINEスタンプ試作¶
📁 docs/projects/line-stamp/20260828_fable5方式によるLINEスタンプ試作.md
概要¶
#7209(小動物LINEスタンプのLoRA方式試作)で言及されていた「Fable5方式」(画像生成AI・動画生成AI・Claude Codeを組み合わせる方式)の詳細を、X投稿から確認できたためクリップし(手法クリップ)、#7221で実際に試作した記録。
キャラクターは#7209で確定した「かわうそ」。
工程1: キャラクターシート作成(ChatGPT)¶
かわうそのベース画像をChatGPT(無料版アカウント)にアップロードし、「LINEスタンプ制作のためのキャラクターシートを作って」と依頼した。1回の生成で、正面・横向き・後ろ姿・ななめ向きの4アングルと、笑顔・にっこり・驚き・困り顔・悲しい・怒り・ウィンク・考え中・わくわく・照れ・ねむい・リラックスの12表情がまとまった資料が生成された。

工程2: 動画生成(Gemini / Veo)¶
Dreamina(Seedance 2.5)は1回の生成に240クレジット必要で、新規登録の無料クレジット(32)では不足したため断念。代わりに既存契約のGoogle AI Pro経由でGemini(Veo)を使用した。
プロンプト:
この画像のかわうそのキャラクターが、その場でうれしそうに両手を振って挨拶する動画を作ってください。グリーンバックの単色背景で、キャラクターの見た目(色・体型・耳・ヒゲ)は元画像から変えないでください。LINEスタンプ用の短いループアニメーションとして使いたいです。
10秒・1280×720のグリーンバック動画が生成された。目を閉じてにっこり笑いながら両手を振る、意図通りの「うれしそうな挨拶」の動きになっている。
工程3: 動画→APNG変換(Claude Code)¶
生成した動画からLINEスタンプ規格に準拠したAPNGを作るスクリプト(video_to_line_apng.py、PR #7233)を作成した。
ffmpegのcolorkeyでグリーンバックを透過化し、palettegen/paletteuseで透過対応のパレット圧縮を行う。Pillowのquantize()でAPNGの複数フレームをパレット化すると2フレーム目以降の透過情報が壊れる問題があったため、パレット処理は必ずffmpeg側で行う設計にしている。
初版ではcolorkeyのsimilarityを高めに設定していたため、輪郭線のアンチエイリアシング部分(背景の緑に近いグラデーションピクセル)まで透過されてしまい、耳・腕・足の輪郭が部分的に消える不具合があった(PR #7238で修正)。背景の実測色に合わせてsimilarity/blendを調整し、despillフィルタで縁の緑かぶりも除去することで解消した。

生成結果:
| 項目 | 値 | LINE公式規格 |
|---|---|---|
| 形式 | APNG(.png) | APNG |
| サイズ | 240×240px | 最大320×270px以内 |
| フレーム数 | 16 | 5〜20 |
| 再生時間×ループ | 2秒×2回=4秒 | 4秒以内(1〜4回ループ) |
| ファイルサイズ | 156.7KB | 300KB以下 |
| 背景 | 透過 | 背景透過 |
LINEスタンプ申請に必要な情報¶
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メイン画像 | 240×240px、PNG |
| トークルームタブ画像 | 96×74px、PNG |
| スタンプ画像 | 最大370×320px、PNG、1MB以下(全体ZIP化で60MB以下) |
| 技術仕様 | 72dpi以上、RGBカラー、背景透過必須 |
| パッケージ数 | 通常スタンプ8/16/24/32/40個、動くスタンプは8個または16個のみ(クリップ記載の「1セットは8/16/24個」は動くスタンプには一部不正確) |
| テキスト情報 | クリエイター名50字以内、タイトル40字以内、説明文160字以内、コピーライト50字以内(英数字のみ) |
| 申請フロー | 基本情報→パッケージ選択→メイン画像選択→プレビュー確認→審査依頼→審査(数時間〜2日)→販売開始(自動/手動) |
| アカウント・振込先登録 | PC版のLINE Creators Marketのみ対応(モバイルアプリ不可) |
出典: 制作ガイドライン、審査・販売の流れ(2026年8月時点の情報。価格設定・振込先の税務関連は未調査)
LoRA方式(#7209)との比較・今後の判断¶
#7209のLoRA学習はGPU競合(#5299のLoRA評価スクリプト作業のため)で2864/11250ステップ(約25%)で中断中、かつresume非対応のため次回は最初からやり直しになる。現時点ではFable5方式の方が完成まで到達しており、ローカルGPUを占有しない優位性がある。本採用の最終判断は#7209の学習完走後に改めて行う。